らせん階段修理
- 施工内容
- らせん階段溶接工事
- お客様名
- Kホテル様
- 施工エリア
- 広島県呉市本町
- 施工費用
- 約38万円
- 施工期間
- 約2週間
階段部分が錆びて穴が開いて危険なため、修理の依頼をされました。修理前に、穴が空いてしまう原因と、今後もどのような状態になるかを分析しました。踏面すべて穴が開いていたわけではありませんでした。しかし、錆びが酷く、塗装だけでは解決しないと判断したため、既存踏面の上に新設踏面を溶接することにしました。また、設置場所的にも階段全体を取り替えることは困難と思えるところでしたので、錆びて穴が空き、危険性のある踏面だけを新しくし、骨格は残し塗装を施すことにより、工事金額も抑えることができました。
らせん階段溶接工事
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エントランスがギリシャのパルテノン神殿風のKホテル様。出入りされている業者さんよりお電話を頂き、従業員の方専用のらせん階段の修理をさせて頂くことになりました。階段部分が錆びて、穴が開いて危険な為、修理の依頼をされました。
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階段昇降時の音を軽減する為の措置として、ゴム状のマットを踏面の上に固定していました。
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マットの継ぎ目が踏面ごとにあります。
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ゴム状のマットをはがしてみると、このように、穴があいています。
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掃除した後、まず錆び止めを塗装します。
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既存踏面の上に仕上げ塗装を塗っておきます。
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新設踏面の加工
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新設踏面を錆び止めを塗った後に裏側に仕上げ塗装しておきます。
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既存踏面があたるところをカットします。
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新設踏面を取り付けて溶接をします。
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溶接しているところです。
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いい具合に溶接できてます。
担当者からのコメント
階段昇降時の音を軽減するために、ゴム状のマットを踏面の上に固定されていました。マットの継ぎ目が踏面ごとにありました。
そのため、
①マットの継目から水が浸入する
↓
②マットと階段面との間に水が滞留状態
↓
③乾きにくい(北面のため日光があたらない)
↓
④錆びやすい
↓
⑤極端にそこだけが錆びる
この繰り返しが傷みを生じさせていました。
この状況を踏まえて、2点のことに注意し、施工方法を考えました。
①新設踏面をとりつけると、既存踏面と新設踏面の間は将来、塗装ができない。
②既存踏面と新設踏面の間が一番錆びが発生しやすいところ。
具体的に解決方法を以下のようにいたしました。
①新設踏面を溶接、取付ける前に裏面を塗装し、仕上げておく。既存踏面もかぶさるところを塗装し、仕上げておく。
②雨水が浸入しないよう、新設踏面と既存踏面のとりあい部分をしっかりコーキングして侵入を防ぐ。
雨風にさらされる屋外ですので、経年劣化は免れないのですが
できるだけ傷みの進行を遅くさせることも、リフォーム工事の重要ポイントです。